Original Title: Behind the Scenes of Viewer 2
Original Posted: Howard Linden, 2010/02/25 9:00:53
火曜日に公開されたViewer 2.0の開発の裏側をご紹介。Original Posted: Howard Linden, 2010/02/25 9:00:53
その前に注意点を。
- まだベータ版です。バグ修正も行っていますし、フィードバックからのUI変更も行っています。しかし正式Viewerになってもおそらく大幅な機能変更はありません。ただし…
- 我々はもっと頻繁(で、できれば品質の高い)なリリースを、扱い易い単位での新機能導入を含めて、行う予定です。
- Viewer 2.0の新機能はユーザインターフェースだけではありません。Shared Media、ナビゲーション・コントロール、タトゥ・レイヤなども要チェックです。
- Viewer 2.0 のソースコードはSnowglobeプロジェクトを通して公開します。
開発
去年、Viewer 2.0のためにLinden側では約20名のエンジニアが、Scrum[スクラム]という開発手法をとり、UI、Shared Media、レンダリング…などなど…を構築してきました。その他にQA、UIデザイナー、プロダクト・マネージャー、プログラム・マネージャー、リリース・マネージャー、ドキュメント・スタッフなども参加しています。
また、The Product Engine、本社はカリフォルニア、開発チームはウクライナのオデッサ、とパートナーを組み開発を行いました。両者の関係は良好でこの関係が続くことと希望しています。
ユーザ体験
Viewer 2の最も重要とした項目は、特に新ユーザへのユーザ体験です。この項目に付いては80/20 Studioと密接な連携をとってインタフェースデザインを行ってきました。
しかしアバター編集、Inventory管理、ビルドツールなどには手を入れていません。今のところは。
初期段階でのResidentsからのフィードバック
昨年9月の段階で"Battery Street Irregulars"(※SL Wiki/Public Nightly参照)の中からBSI-STU ("Special Testers Unit")と呼ぶメンバーを招集しました。彼らはバグやうまくないUIなどのフィードバックを次々と報告してくれました。また1月~2月にかけて最大メンバーは100名を超えました。彼らの協力に感謝します。
もし将来のベータテスト参加に興味がありましたら beta@lindenlab.com まで、なぜ参加したいかを書き添えて申し込みを行ってください。
ハイライト
私が気に入っているViewer 2機能は
- Shared Media:EtherpadやGoogle docs、お気に入りのColorilloを使ってコラボレーションができる。
- Outfits:サイドパネルから簡単に変更できる。
- Navigation Bar:テレポート履歴があって、ブラウザと同じ「進む」「戻る」ボタン付き。クリックだけでアクセスできる。
- Tattoo Layers and Alpha Textures:インビジ・プリムの終焉。Yay!
- Inventory Icons:靴アイコンがすばらしい。
やりたいことは山ほどあれど、時間少なし
Viewer 2.0はまだ始まったばかりで2010年もまだ開発が進められます。リリースのために泣く泣く削った機能もあり、そう遠くない将来に導入できることを望んでいます。
- ソーシャルツール:Second Lifeのお気に入りの人・場所・物を共有できるツール
- メッシュ、コンテンツのレンダリング改良:これによりスカルプトプリム、Shared Media、Flashなどのように、in-worldコンテンツを変容させるだろうと期待しています
- アバターのレンダリング改良:タトゥーレイヤーはまだ始まり。今年中をかけてアバターの外見や動きを大幅改善すると期待しています
- ユーザ体験のさらなる改善:上記のような課題があるため、アバター編集、Inventory管理、ビルドツールに手をつける時間を取れませんでしたが、今後もUIの改善を行っていきます