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2010/05/03

第2四半期のSecond Life展望

Original Title: Q2 Coming Soon: What's Ahead For Second Life
Original Posted: T Linden, May 3, 2010 12:05:39 PM

第1四半期経済報告[概略]で述べたように、四半期ごとに特集記事として情報の公開を行っています。経済報告では過去を振り返り、Coming soonでは未来およびリリース予定の機能などについて報告する予定です。年頭にあたってのM Lindenのエントリー[日本語PDF]にあるとおり、我々はみなさんと以下のように情報を共有したいと思っています。
  • Second Lifeプラットフォームおよび体験の早期情報提供
  • in-worldビジネス向け機能紹介および準備のための情報提供
  • 将来に兆しそうな事象についてのディスカッションを行えるフォーラムの提供
なぜ今?
様々な理由がありますが、第1に、このような情報ルートを持つことで将来についての情報を共有できること。第2に、将来行われる変更等の情報を公開する要望が多いこと。第3に、短い周期での開発に着手していること。これらの理由により四半期ごと定期的に情報を公開する予定です。

ではこれから何が?
今後数ヶ月では様々な製品・機能が予定されています。まだ明確な予定ではありませんが、以下に幾つかの製品・機能についてご紹介いたします。もちろんここに記述されていないもの-記述されていても公開まで行かないもの-もありますが、情報を共有することでみなさんのSecond Life体験がよりよいものになるよう希望します。

Second Life Marketplaceベータ(XstreetSL改造)
本日の別エントリー[概略]にあるとおり、XstreetSLを改造し、Second Life Marketplaceとして、www.secondlife.comとの一体化も目指したショッピング・サイトを今夏、ベータとして公開予定です。

Viewer 2.1
ViewerチームはViewer 2.1の今夏中旬リリースに向けての開発を進めています。Veiwer 2.1は、パフォーマンス向上、安定性向上、フィードバックからの使い勝手向上に焦点を置いており、Residentsかんのソーシャルツールとして機能するような新機能も盛り込む予定です。リリースに向けてのViewerチームの活動についてはOpen Source Poral(SL Wiki)をご覧ください。なお、数日後にはViewer 2.1詳細についてチームからの報告(※On the Road to Viewer 2.1[概略])があるでしょう。

Search
Viewer2の検索についてはフィードバックに目を通しています。この1ヶ月以内に検索の新機能についてはお知らせできるでしょう。まずは、バックエンドのスピード改善と共に、土地とイベント関連に焦点を当てていきます。

Mesh Public Beta
2010年第2四半期にメッシュデータ・インポートのベータテストが行われます。これはMaya、3D Studio Max等といったツールからSecond Lifeへファイルを持ち込めるもので2010年のロードマップの目玉です。ベータテストはBeta Grid限定で行われ、特別なBeta Viewerが必要になるでしょう。この機能によってSecond Lifeでのクリエイトに大きな可能性がもたらされるに違いありません。限定ベータは今年初頭から行われており、たくさんのフィードバックを得て、次の段階を迎えます。この機能の詳細についてはContent Teamから数週間のうちに報告があるでしょう。

Avatars United再開
第1四半期に買収したAvatars UnitedはAvatars Unitedチームによる柔軟性・機能などの向上が行われてきました。Avatars Unitedの最終目標は、ウェブベースのResident/Groupのプロフィールを含め、サイト-Viewer間・サイト-secondlife.com間の距離を縮め、Residents間のソーシャル・ツールとして機能させることにあります。今夏までにベータ版の改良されたAvatars Unitedを公開し、特にプライバシーや機能要望などについてのフィードバックを得たい考えです。

Havok 7、Server 1.40
今夏までに予定されているServer 1.40ではHavok 7物理エンジンがお目見えします。Havok 7は物理演算のパフォーマンスを向上させるものですが、まず行われるのは基礎部分の導入で、2010年後期から2011年にかけて本導入になる予定です。またServer 1.40では、SL Marketplace-Second Life間のスムーズな動線統合も行います。

まだまだ盛りだくさん!
上記以外にも今夏はリリースが予定されている機能がまだありますが、それらについては個々に記事が投稿されるでしょう。今後の当ブログにご注目ください!

[補足]
Havok 7およびMesh以外はオフィスアワー情報なので確定ではありません。

2010/04/28

2010年第1四半期SL経済、過去最高を更新

Original Title: Second Life Economy Hits New All-Time High in Q1 2010
Original Posted: T Linden, Apr 28, 2010 9:30:36 AM
第1四半期ハイライト
  • ユーザ間取引額:US$160,000,000。前年比30%増で過去最高の増加率。
  • XstreetSLでの販売額:US$2,300,000。前年比82%増。前期比24%増。
  • LindeXでのL$取引額:US$31,000,000。前年比9%増。
  • 経済活動に関わるアクティブ Residents数:3月時点で517,349。2010年の最高。
  • 月間ユニーク・ユーザ数:3月のピーク時で826,214。前年比13%増で過去最高。
今期の背景
  • 販売・不動産・ビジネスシーンでのresidentsの創造力。特にバレンタインといった祝祭日向け、また映画アバターの公開など
  • Linden Labによる、アフィリエイトや検索エンジン・マーケティングを利用した新規ユーザ獲得への投資
  • 冬季特有の現象

バレンタイン
今年の2/14(バレンタインデー)は、XstreetSLでの一日の売り上げが過去最高を記録し、前30日間の平均より50%増、これまでの過去最高(2009/12/24)より28%増となりました。

ジェームス・キャメロン効果
今四半期は世界的に大ヒットした映画アバターの好影響を受けました。"アバター"という言葉の認知度が高まり、また映画で取り入れられた3D効果の成功による3D界への波及効果などにより、Second Lifeサイトへのアクセスが今四半期は増加しました。

新規ユーザ
第一四半期、Linden Labは、検索サイトでの広告(主にGoogle)、アフィリエイト・プログラム(パートナーやResidents)などにより潜在Residents層へのプロモートに力を入れました。

ユーザ体験改善
3月のin-worldからXstreetSLへのL$転送の簡易化[概略]やL$口座統一[概略]でL$残高へのアクセスが簡素化した直後からXstreetSLでの販売量が約25%増加しました。

またLinden Homesの紹介により、新旧residentsのプレミアム・アカウントが増え、Linden HomesのテーマにあわせたアイテムのXstreetSLでの販売も押し上げました。

サンフランシスコ・データセンターのダラス・データセンターへの移行も、パフォーマンスの改善をもたらしています。

Veiwer 2のベータ版公開は第1四半期には影響を与えていませんが、Viewer2が新規ユーザ体験に与える影響を第2四半期の経済報告で行う予定です。

冬季特有の現象
季節的な影響を正確に測ることは難しいですが、昼間の時間が短くなり寒くなると北半球圏での接続時間が長くなることは2009年第1四半期同様の現象です。

2010年第2四半期の展望
Liden Labによるプロモーションやユーザ体験の改善に支えられ、第2四半期もSecond Life経済の拡大が見込まれます。また第2四半期はViewer2が経済に与える影響についても注目します。

経済報告形式の変更
2009年報告でも触れたように、Second Life経済の報告形式はフィードバックを得て、土地の総面積や経済活動を行っているresidents数、residentsの総L$保有額などのメトリクスを追加しています。
報告形式などのフィードバック、要望は専用ディスカッション・スレッドへお寄せください。

[補足]
参考記事
SL浪費生活「SL経済は底堅い。」

2010/03/31

改善された新しいResident体験公開

Original Title: Unveiling An Improved New Resident Experience
Original Posted: T Linden, 2010/03/31 9:12:42
年初にM Lidenが語ったように、我々は新Residents体験に力を注いできました。

本日、最新Viewer 2を利用した、新Residentsのための改善されたユーザ体験を公開します。
今回の改善の目玉は以下の通りです。
  • Welcome IslandとDiscovery Island 約10分間で基本操作を学べるWelcome IslandとSecond Lifeの第一歩を踏むDiscovery Island
  • 新デフォルト・アバター 最初に選べるアバターが増え、Second Life内の幅広いカルチャーに対応
  • Terms of Service変更 ToS(Terms of Service)に関するエントリー[概略]参照
  • Matuarity Rating変更 Matuarity Ratingに関するエントリー[概略]参照
  • Second Life Viewer 2の正式リリース Viewer 2がBetaを終了し、正式版として新規登録ユーザが登録時にViewerとしてViewer 2をダウンロード可能に
Viewer 2関連情報
[補足]
Lindenによる全文訳

2010/03/15

Viewer 2 Beta必須アップデート

Original Title: Viewer 2.0 Beta--Updated Software Now Available
Original Posted: Esbee Linden, 2010/03/15 17:27:18
本日Viewer 2 Betaの必須アップデート版を公開しました。
ダウンロードは、ログイン画面の右上から、または直接Viewer 2 Betaページから行えます。
Open SourceベースのViewer、Snoglobe 2も同じく最新版のコードが含まれた版が用意されています。

この版での修正の多くは,Viewer 2 Beta ForumPJIRAでのフィードバックを反映したものです。

ユーザビリティ改善
  • Inspect Objectを再導入(VWR-16978)
  • 検索中のInventory ウィンドウを、カーソルが上にあってもスクロールさせない(VWR-17878)
  • Event Details機能を以前に戻す(※日本語版で文字が欠けてしまう問題VWR-18046?)
  • 編集時のグリッド表示を見やすい白に戻す
  • Camera & Movementコントロールパネルの位置をログアウト後も保存
Shared Media変更
バグ修正
  • Notificationパネルの位置をUIサイズに応じて変更する(VWR-17074)
  • IMウィンドウの各タブを移動した際、フォーカスをチャット入力欄に移動する
  • マウス左クリック維持でタブ化されたIMウィンドウを閲覧
  • Viewer 2のフレームレートを改善(VWR-16976)
  • デフォルト設定ではVoice Notificationでキーボード・フォーカスを移動させない(VWR-17011)
  • HUDの位置をスライドパネルに応じてずれないように(VWR-16967)
  • ウェブ閲覧時にURLに余計なスペースを含めない(VWR-2933) (※このJIRA番号は間違っているようです)
  • IMをnearby chatウィンドウに送信させない(VWR-16988)
  • IMウィンドウの位置をスライドパネルに応じてずれないように
  • My Landmark SearchでLandmarkが見つかった場合にはLMフォルダを自動で開く(VWR-17156)
  • 新規アカウントでもLibraryのOutfitsを最初から使えるように

詳しいアップデート内容はSL WikiのViewer 2 Beta Release Note(※Advanced-Info)をご覧下さい。